ギリシャ問題…

まったくおもしろくない相場展開が続いています。

経済原則に基づいて動く相場の方を分析、考え、推測しトレードするのが好きなので、

毎日ギリシャの問題に一喜一憂する展開では、な~んもおもしろくありません。

不確定要素の塊の市場なんて、分析しようがありません。

 

ギリシャは、ドラクマ時代に何回か旅行したことがあります。

食事はイマイチだったけど、悠久の歴史を体感できる非常に素晴らしいところです。

子供のころからあこがれていたロードス島などの島巡りも最高でした。

ただ、観光立国の割には、ホテルのフロントでも英語(私が下手なのを割り引いても)があまり通じない

ドラクマ紙幣がおそろしいほどボロボロなど

国を挙げての観光客誘致の姿勢が見られないのは残念でした。

古代からの歴史に胡坐をかいていたツケが今頃回ってきたというところでしょうか。

 

臨時財務相会合でも合意文書が出来ているけど、

反緊縮の新政権のギリシャサイドが署名を拒否しているとか…

助けてもらうのに何言ってるの?って感じです。

ユーロドルは、それでも最悪のシナリオ回避の可能性もあり、

底練り状態が続いてます。

株式市場も金利もリスク回避が高まっただの、いやリスク志向が戻ってきただの、

方向感がイマイチです。

ただ、ユーロドルのとりあえずの底が見えていることで、原油相場がやや値を戻しています。

昔は原油代金はドル建てがメインでしたが、ユーロ建てで取引されており、

これが米国の株式市場の支援材料にもなってます。

 

ということで、ギリシャ問題はまだまだ続くけど、

そろそろ本来の金融相場に戻ってくるのではと期待しています。

 

とりあえず目先のギリシャ関連の予定は

2月15日:ギリシャ大統領採決
2月16日:ユーロ圏財務相会合
2月18日:隔週ごとの緊急流動性支援(ELA)見直し
2月28日:欧州金融安定ファシリティー(EFSF)プログラム期限
3月中、何回に分けて、IMFへの計15.21ユーロの返済期限到来、44億ユーロのTビル満期

などが控えています。

来週は、日銀金融政策決定会合やFOMC議事要旨公表などもあるけど、

ギリシャ問題でなにかあれば、すべてかき消されますので、ご注意を。
 
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