FRB、本当にハト派?
お盆休みで日本勢の参加がない中、いかがお過ごしですか?
お住まいのエリアで台風の被害はありませんでしたか?
以前3月12日の「FX版、緊急時のあれやこれや」という記事で、
災害時の対応について書きました。
未読の方はこちらから、どうぞ。
http://moneykincat.com/weblog/201/
FX業者や銀行、証券会社だけでなく、いろいろな業態で、
災害救助法が適用された地域にお住いの方に支援措置が講じられています。
たとえば、携帯電話のドコモでは、
1.料金お支払期限の延期
2.故障修理代金の一部減額等
3.携帯電話の貸出
などです。
そして支援措置の対象は、
「災害救助法の適用地域を、契約住所または請求書送付先とされているお客様」
ということです
やはり、正しい住所を登録しておかないといざというときに便宜が図られないということになります。
特に現代は、ネットでほとんど解決してしまい、請求書や明細等もWEBの閲覧で済むようになっており、
引っ越しなどで登録住所に変更があっても、変更手続きを忘れがちです。
今一度、いろいろな事務手続きを確認してみてはいかがでしょうか?
そう書いてる招金猫も昨年12月に引っ越しをして、いまだに転送のシールが貼ってある郵便物が届く次第です。
そうした郵便物が届くたびに、住所変更の手続きをしているというのが現状ですけどね。
さて、金融市場ですが、今週は特にイベントもなく、手がかりに乏しい状況です。
11日にフィッシャーFRB副議長が講演で、
これまでの米国と世界の景気回復について「期待外れ」と述べ、
さらに潜在成長率の永久的な下方シフトを示唆する可能性があるとの見方を示しました。
フィッシャーFRB副議長はかつて量的緩和やフォワードガイダンスに対して、
懐疑的な見方を示していたこともあり、ややハト派的と受け止められ、株式市場では、支援材料になりました。
イエレン議長が以前のFOMC後に発言をした時に、
出口戦略、利上げを検討するに当たり、ハードルを下げるためにハト派的な発言をし、
フィッシャー副議長がタカ派的になり、バランスを保つのかと考えてました。
でも、今回のこの発言で両者ハト派的な発言をするとはちょっと意外です。
ただ、二人とも三味線弾いている可能性もあり、鵜呑みにはできません。
注目は21日から3日間、米カンザスシティ連銀主催でワイオミング州ジャクソンホールで開催される金融・経済シンポジウムです。
ここでイエレン議長がハト派的な発言を繰り返すのか、少しでもギアチェンジするのかが注目です。
もし、このままFRBが慎重なペースを維持すると米金利の上昇のペースが遅くなり、ドル高も先送りになることにもなりそうです。
今週は引き続きお盆休み。
まだまだマーケットは地政学的リスクがあり、波乱含みですが、東京時間はのんびりできそうです。
しばし、休息を。