FXのための情報整理法

世間的には、大型連休とか言われてますけど、
トレーダーにとっては、東京時間の市場参加者が減り、
動意薄になったりして、つまらくなります。

さて、メルマガの読者さまから、以下のような質問を受けました。

———————————————-
私は、専業のトレーダーになるべく、現在修行中です。
招金猫さんのメルマガを拝見しており、ひとつ質問があります。

トレード記録は、自己流ですが、継続して残しています。
それ以外、たとえば、為替以外の金融市場や世界情勢については
どのようにしていますか?

招金猫さんのメールを拝見するとアメリカやヨーロッパなどの
政治、経済などいろいろな分野に目を配っているようですが、
新聞のスクラップとかやっているんでしょうか?

お答えいただける範囲で構いませんので、教えてください。
———–(メールより一部抜粋)———–

個別に回答しても良かったのですが、
この際なので、この場を借りて皆様にもお伝えさせていただきます。

ネット社会の今はさすがに新聞のスクラップはやってません。
もっとも調査部門に勤務していた時代は、
毎朝大量の専門紙、一般紙に目を通し、
必要であればコピーしてスクラップしました。

今は同様の作業を、デジタルにやってます。
いろいろなニュースサイトを回って、
必要な記事を見つけては、テキストファイルに張り付けています。

大切なのはこれらの残し方です。

まず、1日1ファイルで日付のわかるファイル名でテキストファイルを作成します。
これにその日の記事・情報をすべてコピペで残します。

次に各記事には見出しを付けて、その見出しだけを抽出、
今度は1カ月1ファイルとして、見出しだけのファイルにして保存してます。

この作業をすることにより、過去記事の検索も簡単になり、
必要な情報をいつでも取り出すことが可能になります。

ここまでがいわゆる素データの整理・収集です。

次に日々の活用法ですが、
これは、週間ベースで管理しています。

イメージとして、見開きで一週間の手帳です。
左ページに月曜から日曜までの区分け、
右ページが空白のやつです。

これと同様なものをExcelで作成して、プリントアウト。

左ページに日々の日米の金融相場情報や指標の結果を記録していきます。
右の空欄には日々の出来事、たとえば今ならウクライナ問題の状況
このときに収集した記事の中から参考になるものの、見出しを記載します。
(あとで詳細を知りたいときに使えます)
そして、お金の流れや市場のセンチメントの変化などです。
なにかあれば、どんどん書き込み、これを用箋挟みに束ねて、デスクに置いてます。

実は、通常の週間手帳と違う点があります。

それは、一番上が月曜日でなく、
前週の流れをごく簡単に残すことです。

たとえば、
「雇用統計が予想より良かったので、早期利上げ観測が台頭」
とか。

これに対して、ある日の指標の結果でマーケットはどう動いたか?
を右の空欄に書き込んでいくのです。

みなさんも日々感じているように、

マーケットは、
経済指標が、良かった悪かったではなく、
”予想より”良かった悪かった
で動いてるのです。

だから、なにがどの程度織り込まれているのかを一番上に明記、
そして、右ページにその変化を追記していくのです。

また、大きなイベントがあるときには、事前の予想なども書いておき、
結果と照らし合わせます。

慣れるまでは手間かも知れませんが、

やってみるといろいろな流れが良く理解できるようになります。

 

FXは単に金儲けだけのためにしている人には関係ないと思うでしょうが、

実はEAを止めるタイミングやトレード方針の見直しにも役に立つと思いますよ。

あと余談ですが、テレビの放送大学もためになる番組が結構あるので観てます。

今回は読者さまのご質問の回答をかねて、
ちょっといつもと違う内容になりましたが、
参考にしていただければと思って、書かせていただきました。

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