結局なにも変わらず…
2月23日にギリシャ政府は、「欧州委員会へ緊縮措置リストを送付した」と言い、
欧州委員会は「いやギリシャから緊縮措置リストを受け取っていない」とコメントし、
すったもんだの後、ギリシャが提示した改革案をユーロ圏19か国財務相が承認し、
一時ユーロの買戻しが優勢、FRBの高官のタカ派的発言でドルが買われる…
イエレン議長の証言は、利上げは急がないと解釈されるも、
欧州サイドの懸念でユーロ売り(相対的なドル買い)となってます。
今後も米の利上げ時期を巡る日々の経済指標と
欧州関連のニュースがマーケットをリードする展開が見込まれます。
米国は、まさしくデータ次第で一喜一憂
欧州はECBによる国債購入が開始されることもあり、
ユーロの下値模索の展開となりそうですね。
特にIMFはギリシャの改革について、具体性に欠けるとか確約されていないとか
厳しい見解を発しており、ギリシャの返済にいばらの道が続いてます。
一方、ドル円は株価がしっかりとなろうが、どうしようが
対ユーロでのドル高もそれほど影響せず、すっかり蚊帳の外です。
ドル円のみのトレードでは、そうそう稼ぎにくい状況です。
やはり、通貨ペアもクロス円以外にドルストレートなど1つでいいので、
ある意味、ポートフォリオの一環として、見ておくべきでしょう。
まぁ、ユーロドルが動かないという時は、ほかの通貨ペアも動かないので諦めですけど。
さて、来週は、米国で指標の発表は要人の発言が多く予定されています。
3日:イエレンFRB議長が銀行規制に関し講演(あまり影響なさそう)
2月:ISM製造業景況指数
4日:ベージュブック公表、エバンス・シカゴ連銀総裁、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁が講演、
フィッシャー米ダラス連銀総裁講演、ISM非製造業製造業景況指数
5日:FRBの対米銀のストレステスト(変な結果がでると…)
ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
6日:2月雇用統計
このように連日要人が講演するので、その内容がタカ派か、ハト派かなどにより、
利上げの時期を巡って、上下することになりそうです。
まぁ、結局トレンドは出てこないというのが、現在の推論です。
やはり、スキャルが一番いいかも。