このままドル高は続くのか?
錦織選手、よくがんばってくれました。
ユニクロと会長個人から合わせて、1億円の報奨金だそうです。
うらやましい!
昔は、にしこり=元ヤンキースの松井 というのがネット上の定番でした。
意味、わかりますか?
くだらない話はともかく、ドル円が106円台に乗せるなど動きが出てきました。
円安には違いがありませんが、ドル高というのが正解でしょう。
日米ともに株価は高くもなく、むしろ今週8・9日と続落してます。
米国では、連銀が米大手行への資本規制を一段と強化するのではないかという観測から、
金融セクター中心に売られました。
さらにFRBがこのところの経済指標を見て、タカ派的になるのではという見方が株価の重石になり、
米10年債は一時2.30%台まで下落してましたが、9日には2.50%まで戻してます。
おまけに、スコットランドの独立問題まで浮上し、ポンド安がドル高を演出して、ドル買い要因満載です。
ドル円については、かなりの期間レンジ相場が続いていたこともあり、
溜まったエネルギーが上に向かったとも言えます。
マーケットでは、行けるとこまで行ってみよう的なトレンドフォロワーも多くみられており、
ちょっと反動が怖いですね。
来週16-17日にFOMCが開催されますが、
FRBが発表した論文の中で「市場参加者らは、FF金利の引き上げ時期や引き締めペースを含め、
現時点でFRBの予想中間値よりも低めの道筋を織り込みつつある」と指摘してます。
マーケットでは、これを受けてFRBの利上げを前倒しされるのではないかと織り込み始めているようです。
つまり、織り込みつつあるドル高を冷やすようなメッセージが発せられれば、
一気にドル急落の恐れがあるということです。
また、緩やかではなく、急激な金利の上昇は、株式市場に悪影響をもたらし、
世界的なリスクオフの状況にもなりかねません。
ドル円は、日米金利差の拡大が上昇要因になる反面、急激な株安は下落要因になります。
FOMCの声明文では、
異例な低金利に関するフォワードガイダンスにおいて、「長期にわたり」の文言が削除されるか?
出口戦略についての具体的な内容
が焦点になりそうです。
FX業界ネタを。
「ゼニ失いFXトレーダーの25箇条」にも書いたのですが、
スプレッドうんぬんについてです。
FXCMジャパンが、マークアップなしのレート提示を行い、
その代わりに外付けの手数料を取るというビジネスモデルに変更するそうです。
見せかけのスプレッドは狭くなるけど、手数料を考慮するとどうなるか、見ものです。
まぁ、マークアップなしのレート提示自体が怪しいものですけど…
フォレックス・ドットコムジャパンが10月1日からゲインキャピタル・ジャパン株式会社に社名変更しますね。
単なるグループ企業のイメージ統一とかなら構いませんが、本体の影響力が増して、無茶なことをしないか要注意です。
今回は特にふれませんでしたが、地政学的リスクはまだまだ存在してます。
10日21時(日本時間11日午前10時)にオバマ大統領が、ISISに対する戦略を発表するそうです。
中間選挙を前に何を言うのか気になります。
場合によっては、リスクオフのスタンスが高まり、債券高・株安に向かうかもしれません。