金融市場、方向性が出るのはまだ先
毎日暑い日が続いてます。
招金猫は終日エアコンつけっぱなしです。
8月7日から、ゲリラ豪雨など局地的な天気予報が細分化されるそうです。
今までは、1km四方だった最少エリアが250m四方になるようで、16倍の細分化ということです。
ただ、知りたいポイントがその250m四方のどの辺に位置するのかが、
わからないとあまり意味がないような気もしますけどね。
しょうもないことダラダラ書いてますが、
今週はあまり金融市場のネタがないんです。
注目度の高い指標の発表はありますが、
今はまだ今後の方向性を決めるタイミングではないので、指標の影響も一過性になりがちです。
そのタイミングとは
まずは、8月21日のジャクソンホール会議でのイエレンFRB議長の講演
そして9月のFOMCというところでしょうか。
目先に眼を戻すと、
FOMCはサプライズなし、イエレン議長の会見もないので、
3週間後に発表される議事録の内容待ちです。
30日発表のGDPは2Qも重要ですが、1Q分が上方修正されるかが注目。
また、同日発表のADPレポート、
前回大きな波乱を呼びましたが、今回7月分は23万人の増加となってます。
これは雇用統計の事前予想と一致している上、20万人をキープしており、予想通りなら波乱はなさそう。
最近では、雇用者数の増減幅や失業率への注目度は低く、
FRBが気にしているのは求人労働異動調査(JOLT)に見られる
求人率、解雇率、退職率、採用率
などです。
したがって、ADPも一時的な変動要因にとどまりそうです。
先週から株価が軟調です。
夏休み・FOMC・雇用統計を控えた調整でとどまればいいけど、
地政学的リスクが長期化しており、
欧米の対ロ追加制裁、EU経済への影響、ロシアの報復
など負の側面がいろいろ考えられます。
そんな中、ドル円がひさしぶりに102円台に乗せました。
これにはいくつかの要因が考えられます。
このところの米指標が良好だったこと、
102円にあったオプションの防戦売りが突破されたこと、
対ユーロでのドル買いが対円にも波及したこと、
FOMCの声明がタカ派的になるのではとの観測
これらが、株安にも拘わらずドル円を押し上げたと考えられます。
一方、米国債では利回りの低下が続いています。
これは株式からの資金シフトに加え、長期債を中心に入札が好調だったことが原因です。
雇用統計を控えて、ポジションの巻き戻しが起きることが十分に考えられます。
ギャンブル的なポジションの長期保有はリスクの最たるもの
とっとと決済して、のんびり雇用統計を迎えましょ。