自分の勝てる相場、負ける相場を知る
5月26日が米・英で祝日だったこともあり、ちょっとボラが低下してますね。
26日などドル円で一日のレンジが20pips、ユーロドルで40pips!
ちょっと円高気味になったかな、というと株価が持ち直し、
さらに、日銀の黒田総裁が、
「円が上昇する理由が見当たらない」
「円はユーロに対してまだかなり高い」
とか発言してます。
黒田総裁は、比較的為替に言及することはなく、
これらが円高けん制発言と受け止められて、切り返してます。
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25日に物騒な事件が起きました。
AKB48の握手会での襲撃事件です。
AKB48は「会いに行けるアイドル」をコンセプトに活動してますよね。
(招金猫はこのあたりに全くくわしくありません)
このコンセプトがCD売り上げにも直結して、成功を収めてました。
以前のアイドルは、簡単に会えないからアイドルであったのに、
完全に概念を覆しました。
会えるという強みを以って、商売繁盛とさせてきました。
でも、この事件は、その強みが裏目にでたわけです。
FXのトレードだってそうなんです(無理やりこじつけてる?)。
どなたのトレード手法だって、
こういう相場なら勝てる、という強みがあるはずです。
言い換えると、「こういう相場」以外は勝率が極端に落ちるとか、
まったく勝てないとか。
それをちゃんと理解してますか?
というか、ちゃんとトレード記録を付けていれば、わかっているはずです。
AKBの事件と違って、勝てない相場がわかっている分だけ、ずっとましです。
自分の弱点を知ることで、取り返すことやリスクを回避することができるんです。
「勝てない相場では、トレードしない」
招金猫は、基本はこれだと考えてます。
常にリスクを低減させる。
損しないことが、利益を上げる最大のポイントです。
いつも書いてて思うんですよ。
我ながら、こいつ、いつも、リスクとリターンの事を言ってらってね。
リターンを求める以上、100%の保証がなければ、必ずリスクが存在する。
そして、そのリスクを可能な限り、低く抑える。
それで、リスクに見合わないリターンなら、行わない。
秋元康氏のことですから、きっと今回の事件を逆手にとって、
新たな手法を構築し、もう一稼ぎすることでしょう。
トレードでの負けは、次の一歩への授業料
そのために、再起不能にならないような負け方を!
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さて、直近のマーケットは、
29日、米・1-3月4Q・GDP
30日、日・CPI
同日、米・個人消費・支出
などが注目材料です。
日本のCPIは4月分なので、多少大きくぶれても、アジアタイムのみの影響。
米・GDPは、どんなに良くても、FRBはまだ出口戦略を検討し始めた段階なので、
利上げ前倒しにはつながらないでしょう。
したがって、GDPの結果が良ければ良いほど、
米国株高(≒債券安=金利上昇)=日米金利差拡大・ドル円の上昇
というところでしょうか。
ただ、ちょっと気になるのは、米国株と債券が同時に買われる場面が増えてきたことです。
つまり、
株高(ドル円の上昇要因)と米金利低下(ドル円の下落要因)
が打ち消し合っているという状況です。
以前のように株式と債券の間で投資マネーが往来するのではなく、
他から資金が流れてきているようです。
それはどこかというと、金(GOLD)からのようです。
たしかに27日に金先物相場は3カ月ぶりの低水準に下落してます。
話をGDPに戻すと、
反対にGDPが予想(前期比-0.5%)を下回ると、そこそこインパクトあり。
ただし、前日28日にどれだけ動くかで、影響は異なりますので、要注意。