FX、最近の市場動向とチャートの時間軸
大型連休はいかがでしたか?
今日から国内の金融市場も平常通りといったところでしょうか。
今回は「最近の市場動向」と「チャートの時間軸」についてです。
まずは、市場動向について。
日本が連休で市場参加者が少ない中、欧米市場は通常通りに開かれてました。
このところの米国の経済指標は総じてみると景況感の良さを感じさせるものが多く、
特に2日の雇用統計では、非農業部門の雇用者数の増加幅、失業率ともに市場予想を大きく上回るものでした
(それでもドル買いが瞬間的だった理由は前号でお伝えしてますね)。
特に株式市場がダメですね~
個別株で弱材料も散見されてますが、リスクオフのスタンスが顕著です。
やはり、債券市場にマネーが流れてます。
米企業にはそれほど影響ないのですが、背景にはロシアというかウクライナ問題が根強く、存在しており、しばらくはこんな感じなんでしょうか。
今夜は、イエレンFRB議長が議会証言を行います。
証言後の記者会見で、なにか口を滑らせなければ、特にサプライズはないと思います。
「なにか」とは、
市場では利上げはまだまだ先だと織り込んでいますが、これを覆すような発言です。
それさえなければ、市場参加者のセンチメントに変化はないでしょう。
「チャートの時間軸」について
メルマガにしろブログにしろ、個人的なトレード手法を具体的にお話しするつもりは今のところありません。
ただ、どう考えているか、どのようにチャートと向き合っているかについては、ご参考までに書かせていただきます。
FXでトレードしている方のほとんどがチャートを見ていることと思います。
そして、複数の時間軸で判断している方も多いでしょう。
「ゼニ失いFXトレーダーの25箇条」の26条にも書いてますが、
大きく分けて、以下の3パターンでしょうか。
長時間軸のチャート…現状の大雑把な方向性の確認
中時間軸のチャート…長期時間軸に対して、同方向に向かっているのか、逆らっているのか?
短時間軸のチャート…中期時間軸に対して、同方向に向かっているのか、逆らっているのか?
スキャルパーな招金猫の場合、さらに細分化して
長期時間軸…4時間足・1時間足
中期時間軸…1時間足・30分足・15分足
短期時間軸…5分足(仕掛け足)
超短期時間軸…1分足
中長期については、そのときのボラティリティで使い分けてます。
基本的には、長い時間軸から短い時間軸へ目線を移していくのですが、
ひとつここで注意しておくべきことがあります。
5分足は1分足が5本で構成されている
1時間足は5分足が12本で構成されている
日足は1時間足が24本で構成されている
(ほかにもいっぱい組み合わせはありますが)
つまり、
5分足でトレンドが発生する場合には、
1分足ではすでにトレンドが発生し、継続・終了・反転している
1時間足でトレンドが発生する場合には、
5分足ではすでにトレンドが発生し、継続・終了・反転している
日足でトレンドが発生する場合には、
1時間足ではすでにトレンドが発生し、継続・終了・反転している
ということです。
したがって、
トレードのジャッジを下す時間軸より短い時間軸の足でも最終確認する方がより精度が増すということです。
仮に反転していても、エントリーするなら逆張りとも言えますし、
終了しているなら、再度発生するまで待つというのもひとつの手段です。
その選択判断は、個々の手法となりますので、あえて言及いたしません。
そんなことはわかってるよという方には、いまさらですが、
そうでない方、一度ご確認あれ。
なお、「トレンド」という表現をしていますが、それがなにかは個人のトレード手法に依存しますので、
各自読み替えてください。
今回はちょっと毛色の違うことを書いてみましたが、ご参考までに。
※「ゼニ失いFXトレーダーの25箇条」って何という方は
をご覧ください。