FXシステムベンダー、訴えられる

11月15日、大手システムベンダーである株式会社シンプレクス・コンサルティングが、
スターホールディングス株式会社から訴えられました。

内容は、スターホールディングス株式会社の連結子会社であるスター為替証券株式会社が
シンプレックスのシステムを使用し、平成23年8月、24年5月に大規模な障害が発生、
顧客に損失が発生したというもの。

それに対して債務不履行ないし不法行為による損害賠償として36億円超の請求をした
ということです。

これは、そこそこ話題になりました。
確か数営業日に亘って、取引不能になったという記憶があります。

当時、これを見て、お~コワ~ と思ったものです。

結局、スター為替証券は後にFX事業から撤退することになるのですが、
われわれ投資家のなすべきことは、システム障害などによる取引できない状況を
回避することです。

つまり複数の業者に口座を開き、それなりのお金を預け、取引ツールに慣れておくこと!

そうすることにより、いざという時に、反対のポジションを別の業者で持ち、
リスクを限定することができるわけです。
さらにシステム障害であれば、その業者はそれなりの弁済をしてくれるはずです。

システム障害の内容にもよりますが、リスクを抑えて、弁済もしてもらえれば、
結果的に利益を得られる可能性もでてくるわけです。

複数の業者に口座を開いている人は多いでしょう。
しかし、実弾を装填し、いつでも攻撃できる態勢を整えるまでしている人は
それほど多くないかと思います。

損失回避と同時に期待利益を損なわないために、それなりの準備を!

トレードのポジションリスクに注意を払うのは当然として、システムリスクの回避は、個人投資家レベルでも必須です。

転ばぬ先の杖!

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